愛することができるまで
玄関から物音が微かに
耳に聞こえた気がした。


口に煙草を加え


いつでも身につけている銃を腰から引き抜き
安全装置を外して
瞬時に両手で構え、振り向く。


銃口の先には
鋭い目つきをした
黒髪の男が立っていた。
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