愛恋(アイレン)〜運命の恋〜
もちろん、体験入学が終わるまでの間、母さんは買い物をしたりすると思うけれど…。




一通り日程の説明が終わり、自分が希望した学科に移動になる。
私が希望したのは、“医療秘書学科"だ。




私の夢である医療事務員も、この学科で勉強をする。マナーの勉強とかも…するらしい。




“だ…大丈夫かな??マナー、私苦手なんだよね…"
軽く手に汗をかく私は、落ち着くことができなかった。




でも、何とか気持ちを抑え、体験入学に臨んだ。




一時間後、各学科の体験入学が終わり、本来ならここで解散なんだけれど…学費の免除が許される試験について、説明がある。




私は、その説明に参加するべく、ここまで来たんだ。




係員の先生に案内され、説明会がある場所へ移動する。




適当に席に座った私は、携帯電話を確認した。




メールを送ってくれたのは…サツキだった。




“…サツキだったのか"
心の中で、安心する私。




サツキは、私が中学時代に仲良くなった友達で、最近あまり遊んでいないけれど、こうやって交流している。



【やっほ〜♪ 久しぶりだね(*^^*) 今何してたの??】




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