愛恋(アイレン)〜運命の恋〜
この話になったとき、突発性の手の震えがまた現れた。
“嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ!!!こんなところで…現れないで!!"
必死に心の中で叫び、話を続けようとした。
だけど…気が付いたら、母さんは私を抱き締めていた。
「もう…いいわ。何も言わなくていい…」
母さんは、涙を浮かべていた。
「かあ…さん」
私は、声が震えていた。
「1人で全てを抱えて、1人で何とかしようとして…そのせいで、我慢してきたものが壊れたのよね??」
母さんはそう言い、私を強く抱き締めた。
「頑張らなくていい…。もういいから、私たちを頼って?」
母さんは…泣いていた。
私は、溢れていた涙を流した。
ずっと…ずっと。
一通り母さんと話した後、家の中に入る。
そして、制服から私服に着替えて和室へ入る。
母さんは、お茶を用意してくれている。
お疲れさま会を開くのかな??
「はい、えりな」
母さんは、紅茶を用意してくれた。
「ありがとう!」
私は、微笑んで言う。
母さんは嬉しそうに笑うと、座布団に座る。
私も座布団に座っているけど、今は座椅子。