愛恋(アイレン)〜運命の恋〜
私はその後、この胸騒ぎと闘うことになる。




そういえば、今日は月曜日。
学校に行く日だ。




さっさと制服に着替え、母さんが準備を終えるのを待った。




「ごめんねえりな…行こうか!」




洗濯物を干し終えた母さんが、慌てながらやって来た。



「慌てなくて大丈夫だよ、母さん…」




私は、苦笑いする。




「とにかく、行かなきゃ」




母さんは、走りながら車庫へ向かった。




私は、そんな母さんの行動に笑いつつ、車庫へ向かう。



車に乗り込み、エンジンをかける。
エンジンがかかった途端に、私の大好きなKAT-TUNの曲が流れた。




「CD…入れたままだった」




私は、呆然とした。




「いいんじゃない??このままで」


運転しながら言う母さん。



今かかっている曲は、KAT-TUNのアップテンポなもの。この曲を聴くと、ユウスケのことを忘れることができる…。




“今は、この曲を聴いて忘れよう…"
私はそう思いつつ、KAT-TUNの曲に聴き入った。




しばらく経った頃、学校下に到着した。
けど私は、胸騒ぎを落ち着かせるために、なかなか車を降りなかった。
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