愛恋(アイレン)〜運命の恋〜
ヤバい…気持ち悪い……。
……吐きそう…!!




「ちょっ…えりな!?大丈夫!?」




思わずしゃがみ込んでしまった私を、マサヨが慌てて支える。




「大丈夫…だから…」




口元を手で覆い、私は言う。



「無理しないで?…保健室で休んだら??」


私を支えながら、マサヨが言う。




でも、すぐに気持ち悪さはなくなってしまった。
一時的だったみたい…。




「楽になった…」




驚く私。




「えっ?」


マサヨも驚く。




「大丈夫みたい…」




私は、立ち上がる。




「本当に大丈夫??」


心配するマサヨ。




「大丈夫だから!さっ、校舎へ行くっぞ!!」




私は、スキップしながら言った。




あの後、マサヨと教室の前で別れて、1組の教室へ入った。




そのとき、私を見た星さんが、ものすごい勢いでやって来た。




「えりなー!!えりなえりなえりなえりなってば!!」

慌てる星さん。




「ど…どうしたの?」




あまりの必死さに、私は後退りする。




「えりなの彼氏…ユウスケくんだっけ?彼に嫌なことされてない??」


星さんは言う。
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