愛恋(アイレン)〜運命の恋〜
「えっ…まぁ…」




私は、肯定も否定もしなかった。




「何かあたしに愚痴ってきたの!えりなが素っ気ないって!!」


星さんは、嫌そうに言う。




“いや…あなたの行為に呆れてるの"
私は、心の中でユウスケに言う。




「何されてるの??」


星さんが言う。




「毎日……体を求める内容のメールをもらったり、別れようとやり直そうメールを、繰り返しもらったりしてる…」




私は、右手の震えを抑えつつ言う。




「はぁ!?」


星さんは驚く。




「何それ!?人を振り回すのにもほどがある!!」




星さんは、私の肩を掴んだ。



“な…何されるの??"
私は、星さんの言葉を待った。




「完全に…別れた方がいいよ!!」


真剣な眼差しの星さん。




“完全に別れた方がいい"



その言葉が、どれだけ嬉しかったことか…。
その言葉が、どれだけ心に染みたか…。




けれど、完全に呆れてしまった私は、もう別れたくて仕方がなかった。




「時期を見て、完全な別れを切り出してみるよ」




私は、俯いて言った。




「わかった!」


星さんは、頷いた。




キーンコーンカーンコーン〜♪
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