夏恋





気まずい雰囲気ってもんじゃないほど、気まずくて言葉に詰まる。



公園についてすぐ、ドカッとベンチに腰下ろす薫の周りに集まった。



「………」



「………」



「…で?なんなわけ?」



沈黙を破ったのは、意外にも薫だった。



だるそうに、そう言った薫に飛鳥くんがあたしを見て言った。



「真麻ちゃん?話してくれる?」



コクりと頷くあたしに、飛鳥くんは優しく微笑んでくれた。





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