夏恋





プイっとそっぽを向くあたし。



それを、許さない薫。



「マジでするぞ?」



「お、脅すなんてずるい!」



目にはうっすら涙が浮かんできた。



「お前誘ってんのか!?」


そんなあたしに、何を勘違いしたのか薫は慌てる。



「バカ!誘ってなんかないわい!泣いてんのよ!」



乙女の唇をを無理やり奪おうとしやがって!



「アンタなんか一生誘わないわよ!バカ!」





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