夏恋






そんなあたしを見透かしたように、ポンポンと頭を撫でる飛鳥君。



「……っ…」



また赤く染まった顔を上げた瞬間。



薫がさらに怖い顔が目にはいった。



…やばい。



冷や汗がタラリと背中を伝った。



「…あははっ」




笑って誤魔化せーっ



って、誤魔化せるはずなんてないんだけど、笑わずにはいられなかったんだ。







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