霊恋〜レイコイ〜
俺のクラスは校舎の2階。階段から一番遠い場所だった。
二階まで歩いていき、各階3つある教室がある廊下を突き当たりの壁まで歩いていき、左側に教室があった。
扉には“1ーC”の文字と共に、席順が示された紙が扉に貼られてある。
「俺の席は……真ん中の列の一番後ろか……」
教室の前と後ろにある扉の後ろ側の扉を開け、自分の席に座り、教室全体を見渡す。机が50個ほどあり、その机に全員が座った事を考えても、広々とした広い教室。その中に俺1人が座っているのは何か寂しいものがある。
一応人が通ってもわかるよう、扉側を向き、机に伏せる。気づかないうちに寝ていたのだが、机にほっぺたが当たり、以外と冷たい机にビックリしてしまった。
「冷めてぇ……」
次は当たらないように、自分の腕をしっかり枕にして、同じように扉の方を向いて伏せた。
すると、少し遠くから、何やら音が聞こえる。
起きて耳をすます。
コツン……コツン……とローファーで歩く音。おそらく女子が教室に向かってきているのだろう。
「入学式、終わったのかな?いや、俺と同じように遅刻したのかな?」
そう言っているうちに、足音はC組の教室に近づいてきている。
「C組の子か……遅刻の多いクラスになりそうだ……」
そう言ってもう一度同じように机に伏せ、女の子を扉越しに待っていた。
すると、女の子は後ろ扉の前を横切った。
茶髪でポニーテール、鼻筋が高くて、目がパッチリしておりとても美人な子だった。
「へぇ……可愛いじゃん……」
思わずそう思ってしまい、目で壁越しに追っていく。
しかし、女の子はC組を通り過ぎてしまった。どうやらC組の女の子ではなかったみたいだ。
「なんだ……C組じゃないのか……」
そう言って俺はもう一度机に伏せた。が、ある大きな問題に気づく。
「C組より先に廊下は無いはずだぞ……?」
二階まで歩いていき、各階3つある教室がある廊下を突き当たりの壁まで歩いていき、左側に教室があった。
扉には“1ーC”の文字と共に、席順が示された紙が扉に貼られてある。
「俺の席は……真ん中の列の一番後ろか……」
教室の前と後ろにある扉の後ろ側の扉を開け、自分の席に座り、教室全体を見渡す。机が50個ほどあり、その机に全員が座った事を考えても、広々とした広い教室。その中に俺1人が座っているのは何か寂しいものがある。
一応人が通ってもわかるよう、扉側を向き、机に伏せる。気づかないうちに寝ていたのだが、机にほっぺたが当たり、以外と冷たい机にビックリしてしまった。
「冷めてぇ……」
次は当たらないように、自分の腕をしっかり枕にして、同じように扉の方を向いて伏せた。
すると、少し遠くから、何やら音が聞こえる。
起きて耳をすます。
コツン……コツン……とローファーで歩く音。おそらく女子が教室に向かってきているのだろう。
「入学式、終わったのかな?いや、俺と同じように遅刻したのかな?」
そう言っているうちに、足音はC組の教室に近づいてきている。
「C組の子か……遅刻の多いクラスになりそうだ……」
そう言ってもう一度同じように机に伏せ、女の子を扉越しに待っていた。
すると、女の子は後ろ扉の前を横切った。
茶髪でポニーテール、鼻筋が高くて、目がパッチリしておりとても美人な子だった。
「へぇ……可愛いじゃん……」
思わずそう思ってしまい、目で壁越しに追っていく。
しかし、女の子はC組を通り過ぎてしまった。どうやらC組の女の子ではなかったみたいだ。
「なんだ……C組じゃないのか……」
そう言って俺はもう一度机に伏せた。が、ある大きな問題に気づく。
「C組より先に廊下は無いはずだぞ……?」