届かなかった、好き。
もう卒業式から3年が経ち、
あたし達は高校受験に追われていた。



「里奈、ほらお弁当机の上に置いといたからね」


「ありがとーお母さん」




勉強漬けの日々。
でもちひろと一緒の高校に行くって約束を守るためなら
頑張れそうな気がする。



「いってきまーすっ!」


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