Sweet Lip
そんな事を思いながら
玄関の前で
突っ立っていた私に

「そんなとこで
突っ立ってないで早く中に入れ」

そう言われた私は素直に中に入った

まっ
素直に従っとかないと
何されるか分かんないしね…

中に入ると1暮らしにしては広すぎる大きな部屋で

その広さに驚きのあまり
つい声がでてしまった

「広すぎ!」

『そうか?普通だろ』

これだから金持ちは……

呆れて
溜め息がでてしまう

でも
男の人の部屋とは思えないぐらい綺麗に整理整頓されてる部屋をジロジロ見てると

「そんなに俺の部屋が気になる?」

またさっきのニヤリとした表情をしながら言ってきた

「なっ…!
そうじゃなくて
綺麗に整頓されてるなと思って」
< 11 / 20 >

この作品をシェア

pagetop