イジワル王子に恋をして!?


『優ー?』


―ガチャッ。


恵ちゃんが入って来たー!!


「優!いたなら返事してよ!あれ?遥斗くんじゃない♪」


恵ちゃんはニヤッとした笑顔を見せた。


「どうしたの?優、顔真っ赤だけど」


ドキッ!!


「えっと、これはその……ほらッ、この部屋暑いじゃん?」


「そう?遥斗くん、今日家でご飯食べてく?」


「いえ、今日は遠慮しておきます」


「そう。残念ね、そうだ優!あのこと言ったの?」


恵ちゃんの言うあのこととは、きっと花火のことだろう。

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