イジワル王子に恋をして!?
「すごかったね!慎くん!」
慎くんたちのバンドが終わったあと、あたしたちは体育館から出た。
「あぁ。でも、慎には言うなよ?アイツ、すぐ調子にのるから」
「うん!」
それからは昨日とおんなじように屋台を見て回っていろんなものを食べた。
昨日より人もたくさんいて盛り上がってるから楽しい!
時間がたつにつれてだんだんと一般の人は帰って行き、日は沈み始め、もうそろそろしたら後夜祭が始まる。
「じゃぁここからは別行動な!」
「ばいばーい♪」
瑞希と拓也くんはあたしたちに手を振りながら人込みに消えていった。
「遥斗、花火どこで見る?」