イジワル王子に恋をして!?


「ちょっと、遥斗!?」


あたしは遥斗の膝の上に座って後から遥斗に抱きしめられた。


「シーッ。黙って」


耳元でしゃべられてるからこしょばい。


「もうすぐ始まるぞ」


「う、うん」


ドキドキしてて花火どころじゃなさそう。


「あれ?優、ドキドキしてる?」


「し、してるよ…」


だって、こんなこと慣れてないもん…。


「かーわいぃ♪」


あたしの肩に後ろから遥斗が顎をのせた。


その行動にますますあたしはドキドキする。

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