イジワル王子に恋をして!?
「おいで」
あたしは遥斗に手を引かれて家に入る。
すると1回目に来たときと同じように家の奥からスリッパのパタパタと歩く音が聞こえた。
遥斗のお母さんかな?
「あら!いらっしゃい優ちゃん!久しぶりね!」
「おじゃまします」
なんだか恥ずかしい。
「おいで優」
「あっ!遥斗!あたし今から買い物に行くから、1時間は絶対帰らないからね?優ちゃん、ごゆっくり♪」
「はい。ありがとうございます!」
「じゃぁ行ってくるわね?」