イジワル王子に恋をして!?


恥ずかしいけど…今は許す。


あたしも遥斗の背中に手をまわした。


「終わり」


遥斗はそう言ってあたしから離れた。


えっ、もぅ?


「なに?その物足りないみたいな顔は」


だって…。


遥斗にもうちょっとギュウッてしてほしいんだもん。


言わないけど。


「そんな顔されたら帰りづらいんだけど?」


「ご、ごめん」


「いいよ。でも今日はもう帰るな?」


遥斗はあたしの頭にポンッと手をおいた。

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