イジワル王子に恋をして!?


遥斗はあたしの手を引いてシャワールームに向かった。






―ブゥゥン…。


あたしの髪を乾かすドライヤーの音が響く。


あたしの髪はだんだんと乾いていく。






―カチッ。


あたしの髪が乾いたところで遥斗はドライヤーの電源を落とした。


そういえば、遥斗も髪が濡れている。


「遥斗の髪も乾かしてあげる」


あたしは遥斗からドライヤーを受け取り遥斗の後ろに立った。


…でも失敗。

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