イジワル王子に恋をして!?






って…。


なんでこう、人が急いでるときに限ってSHRが終わるの遅いの!?


これじゃ天道遥斗が来る前に教室から出れない!!




「じゃぁ今日はこれで終わります」


委員長の声に合わせて礼をした後、ソッコーで瑞希のとこに行った。


「瑞希!!あたし今日先に帰るね!」


「あっ!優!!」


教室を出ようとしたあたしを瑞希が呼び止めた。


あたしは教室の外から顔だけ教室の中に入れた。


「なに?」


「あー…。なに言うか忘れた!ごめん、ごめん。また明日、ね?」


…なにそれ。


まぁ良いや。


「じゃぁね!」

< 33 / 316 >

この作品をシェア

pagetop