イジワル王子に恋をして!?


あたしに覆いかぶさるように天道遥斗がいるから、後ろには下がれない。


だけど顔を近づけてくる天道遥斗から逃げるために、上体だけを遠ざけていく。


ふっ、腹筋ヤバイ…。


そう思ってたら天道遥斗の動きが止まった。


この状態キープするの…キツイ。


「これからどうしてほしい?」


「どうもしてほしくない…」


「フーン。そう」


「えっ?キャッ!」


天道遥斗はあたしを押し倒した。


あたしの上にまたがる天道遥斗の後ろには真っ白な天井が目に入る。


「なにすんの!?どいて!!」


「ちょっとだけ」


はぁ!?


ちょっとって!?

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