イジワル王子に恋をして!?
そんなの女子全員を敵にまわすのとおんなじようなことじゃん!
もしそんなことになったら…。
「遥斗って呼ぶ?呼ばない?」
どうしよう…。
でもここはおとなしく…。
「…呼ぶ」
あたしは小さい声で言った。
「フッ。今日はこのへんでやめてやるよ」
今日、は!?
こんなことこの男とは絶対、一生しない!!
その後、しばらくたってから遥斗のお父さんも帰って来てみんなで晩ご飯を食べた。
遥斗の両親はあたしのことを遥斗の彼女だと認識しちゃったみたいで、帰るときも『またおいで』と優しく言ってくれた。