イジワル王子に恋をして!?


それに遥斗に可愛いって言われてもなんにもうれしくない。


「遥斗ってまさか、あたしと恭くん以外に昼ご飯食べる友達もいないの?」


「バカか!そこまでさみしい奴じゃねぇよ」


「冗談に決まってんじゃん?」


はははッと笑うあたし。


「……」


気づくと遥斗はジーッとあたしを見ている。


「な、なに?」


「べつに?ただ可愛いなと思っただけ」


なっ!?


そんなセリフをサラッと言われるとちょっとドキッとしてしまう。


「あ、優の顔が赤くなったー!」


「はぁ!?赤くなんてなってないし!」

< 61 / 316 >

この作品をシェア

pagetop