イジワル王子に恋をして!?
あたしのクラスの担任は厳しくて、ちょっとでも教室に入るのが遅れたら遅刻。
その上お説教…。
遅刻なんて嫌ー!!
そんなことを思いながら一生懸命階段を駆け上っている。
なんで1年が4階なのー!?
2階……3階……4階!!
やっと4階について角を曲がった瞬間……。
ドンッ!!!!
勢い良く誰かにぶつかって反動で後にこけて、しりもちをついてしまった。
「いった…」
あたしは痛いおしりをさする。
「大丈夫?」
頭の上から声がした。
あたしは顔を上げた。