イジワル王子に恋をして!?


瑞希の嘘か…。


「バカ瑞希」


「なによ、探してたくせにぃ」


「それは!」


んんー…。


言い返せない。


「早く素直にならないと、手遅れになっても知らないわよ?天道、モテるんだから」


「あたしはいつでも素直だよ」


そうだ。


あたしは絶対遥斗なんか好きにならない。








『遥斗ー♪』


昼休み、瑞希とお弁当を食べていたら廊下からそんな甘ったるい声が聞こえた。

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