イジワル王子に恋をして!?


「ま、今はまだ大丈夫だと思うけどね?注意はしときなさいよ?」


瑞希はあたしに念を押すように言った。


「わかった。ありがとね」


「なんかあったらすぐに言いなよ?」


「うん!」


花道さんがあたしになにかしてくるはずないよ。


だってあたし、遥斗のこと、好きじゃないし。







『ねぇ遥斗ぉ』


廊下ではまだ花道さんの声が聞こえる。


なんかイライラする。


花道さんと遥斗。


花道さんは綺麗だし、遥斗はカッコイイから絵になってる。

< 96 / 316 >

この作品をシェア

pagetop