Let you say‐love you‐
「冗談でしょ…?」
「………」
唇を噛み締めている鷹神くん。
その顔を見たら
冗談じゃないことなんか一目瞭然。
「何で?
目を覚ますまで傍にいるって
言ってたじゃない…!」
「まーまーまー!
舜にもいろいろあるんだって!!
愛子ちゃん、分かってやってよ!」
「いろいろって何!?
実麗は―…」
そこまで言いかけてハッとした。
今はSHL開始ギリギリの時間。
ただでさえ人が集まってる上に、あの事件の当事者である舜がいるこの教室にはギャラリーが集まり、三人を見つめていた。