涙のしずく
雨(始まり)
小さい頃…
私は雨を見てふと思った…
雨はなんで…
こんなに綺麗に降るのだろ…
みんな…
雨はじめじめして嫌だなど言う…
でも…
私はその雨が好きだ…
…何故だろ
雨が降っていると安心する…
晴れていると、不安になる…
「お前はちゃんと今出来ることをやっているのか…」と急かされているような気がするのだ…
私は…
小学校の時不登校だった…
小さい頃から仲の良かった友達はいた…
…けど
その子が他の子にとられてしまう…
私の居場所をとらないで…と心の中で考えてしまう自分がいた…
小学校5年の4月頃あまり学校に行かなくなった…
上級生と同級生の間で変な噂が流れた…
生徒A:「あいつ霊が見えるらしいぜぇ、気持ち悪りぃよな」
生徒B:「あいつに近づくな呪われるぞぉ」
生徒C:「なんか臭くない?」
生徒D:「バカあいつがいるからに決まってんだろ」
生徒E:「やめろ触るな腐る」
…など
めもはもない噂が学校中に流れた…
悪口が自分がいるすぐそばで言われている時はとても悲しかったのを覚える…
そのうち…
私の居場所など学校には、無くなっていた…
それから、不登校になり卒業式になるまでずっと学校に行かなくなった…