ビタースウィート・レッスン 〜聖夜に特別レッスンを〜
あたしは―――。



「あたし……次第……?」



爽介さんが残してった言葉を、

その意味を確かめる
ように、もう一度繰り返して。



しばらく、目の前の
まぁるいホットケーキを
見つめたまま。



縛りつけられたように、
動けないでいた――……。





     ◇ ◇ ◇





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