ビタースウィート・レッスン 〜聖夜に特別レッスンを〜
動悸とは別のイヤな
ドキドキが胸を掻き乱す。



でもとりあえず、走り続けた。



だって今さら、足もこの
気持ちも、止めること
なんてできない。




交差点を渡って、人ゴミを
掻き分けながら、さらに走って。



そうしてやっと、その店の
前に着いたとき――……。





「――貢にぃ―――っ!!」





外だとか、周りに知らない
人いっぱい居るとか。
< 240 / 323 >

この作品をシェア

pagetop