ビタースウィート・レッスン 〜聖夜に特別レッスンを〜
「え――――?」





―――『特別』。





その言葉に、あたしの胸が
トクンと波打つ。





深いイミなんてなかったの
かもしんない。




けど、あたしには――

やっぱりその響きは、言葉
どおり『トクベツ』で。



なんだか少し、甘い香りを
含んでる……そんなふうに
思えた。





「貢にぃ……?」





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