水泡玉~初恋~



「まぁ…そう急がないでも
 ゆっくり変えていけばいいんだ」


っと微笑みながら言う先生

優しいんだな…でも、どうしよう?


と悩む




「俺、やっぱりちなみの泳ぎ方好きだわ
 なんか自由な感じがして」


そう、この今いる同じ場所で言ってくれたことを思い出す

あの人が…


目を閉じてもあの時の記憶はわかる

切ないな…とそう思いながら




「はい…考えときます」

そう言って更衣室に向かった





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