一期一会(仮)




「あぁ?なんのことだよ?」


「だから…ッ!………好きだ…とかッ!」



恥ずかしいから言わせないでよッ



「…何で惚れてる奴に好きって
言っちゃいけねーの?
気持ちを伝えることは大事だろ?」



う゛……た……確かに…。

でもッ



「でも私のことも考えてよ。
おかげで今メッチャ見られてるの!
私の平凡な日々を返せ!!」



「それはお前がうるせぇからだろ?
んなこと言ってねーで早く飯食うぞ!
俺は腹が減ってんだ。」



蓮見は私の腕を捕んで
そのまま歩き出した。



「ちよっ…ちょっと!!離してよ!」



もう本当に自己中!!


やっぱりムカつくッッ



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