男子な乙女
「あたし応援するから…。頑張って。」


真琴は俺に言ってくれた。

―ズキッ――


何故か苦しかった。


でも、真琴が頑張れって言ってくれたら、何でも頑張れる気がした。


「…サンキュ!!」


俺はそう言って真琴の頭をポンポンと軽く叩いた。

そのとき、真琴の頭を叩いてる右手に、俺の全神経があるような気がした。
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