或いはこんなスクールライフ
ガルグイユが炎に弱い。

その事をガルル君が知っていたのか、ただ偶然に吐いたブレスが炎だっただけなのか、それはわからない。

言える事は、手加減無しのガルル君の炎のブレスは、ガルグイユの吐き出した高圧水流を一瞬にして蒸発させるほどの超高温だったという事だ。

周囲に蒸気が立ち込め、目眩ましの役目を果たす。

その隙にガルル君は一気に間合いを詰め、今度はガルグイユに直接炎のブレスを浴びせる!

赤々と燃え上がる紅の炎。

その熱さに流石のガルグイユも苦悶の悲鳴を上げる。

たとえ炎が弱点ではなかったとしても、ガルル君のあの炎のブレスを受けて平然としていられる者など、存在しないだろう。

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