或いはこんなスクールライフ
牙でガッチリと刀に噛み付き、斬撃を止めるガルル君。

何から何まで規格外な子だ。

峰打ちとはいえ、刃での斬撃を牙で止めるなんて、人間では考えられない。

驚愕に思わず動きを止めてしまう斑鳩君。

そんな彼に。

「お前も、敵か!」

ガルル君のアッパー気味の拳が襲い掛かる!

咄嗟に後退して拳をかわす斑鳩君。

しかし間髪入れず、ガルル君の追い打ちの拳!

「うぐはっ!」

白虎君と違って、男子生徒としては比較的華奢な斑鳩君。

彼はガルル君の一撃に耐え切れずに黒板へと叩きつけられた!

「畜生が!」

素早く立ち上がった白虎君が、再びガルル君に突進する。

散々殴打された顔は青痣だらけ。

それでも怒りで我を忘れているのか、傷の痛みも厭わずにガルル君に殴りかかる!

が、ガルル君はこれを。

「ぐあぁぁぁっ!」

何と口から雷のブレスを吐き出し、迎撃した!

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