或いはこんなスクールライフ
やがてチャイムが鳴り、授業が終了する。
教材をまとめ、職員室に戻ろうとする私。
そんな私を。
「サユミ」
ガルル君が駆け寄ってきて呼び止めた。
何かしら…授業内容の質問?
というか、私は先生なんだから、呼び捨ては勘弁してもらいたいんだけど…。
そんな事を考えていると。
「ラビ、白虎より強いのか?」
ガルル君は妙な質問をしてきた。
「え?」
「ラビ、白虎より戦い強いのか?そうは見えない」
…かたや徒手空拳部所属の拳法の達人・白虎君。
かたやラビさんは、同じ獣人とはいえ兎の獣人。
しかも戦闘補助のスキルしか持っていない。
戦闘で白虎君を上回るという事はない筈だ。
でも…ガルル君は何でそんな事訊くのかしら?
「だって」
ガルル君は言う。
「さっき白虎、自分より弱いラビの言う事聞いてた。強い奴が弱い奴の言う事聞く。おかしい、何でだ?」
教材をまとめ、職員室に戻ろうとする私。
そんな私を。
「サユミ」
ガルル君が駆け寄ってきて呼び止めた。
何かしら…授業内容の質問?
というか、私は先生なんだから、呼び捨ては勘弁してもらいたいんだけど…。
そんな事を考えていると。
「ラビ、白虎より強いのか?」
ガルル君は妙な質問をしてきた。
「え?」
「ラビ、白虎より戦い強いのか?そうは見えない」
…かたや徒手空拳部所属の拳法の達人・白虎君。
かたやラビさんは、同じ獣人とはいえ兎の獣人。
しかも戦闘補助のスキルしか持っていない。
戦闘で白虎君を上回るという事はない筈だ。
でも…ガルル君は何でそんな事訊くのかしら?
「だって」
ガルル君は言う。
「さっき白虎、自分より弱いラビの言う事聞いてた。強い奴が弱い奴の言う事聞く。おかしい、何でだ?」