《完》シークレットコードにご用心
それで、伊織はまんまと
この皇林学園の保健医になった。
そして、きっとなんでも
言いたい放題なんだろうな。
適当な理由をつけて
新聞部の顧問を希望して、
部の存続や予算を約束
させた――そんなとこだろう。
「保健医になれた理由は
わかったわ。
でもまさか昨日の約束の
ためだけに、ずっとここの
保健医やる気なの?」
「別に約束のためだけじゃない。
今後はここにいた方が
何かと都合がいいかもしれない。
そう思ったから来たまでだ」
「都合がいいって………?」
この皇林学園の保健医になった。
そして、きっとなんでも
言いたい放題なんだろうな。
適当な理由をつけて
新聞部の顧問を希望して、
部の存続や予算を約束
させた――そんなとこだろう。
「保健医になれた理由は
わかったわ。
でもまさか昨日の約束の
ためだけに、ずっとここの
保健医やる気なの?」
「別に約束のためだけじゃない。
今後はここにいた方が
何かと都合がいいかもしれない。
そう思ったから来たまでだ」
「都合がいいって………?」