《完》シークレットコードにご用心
「緋月、光琉だけじゃなく
キミまでここの生徒なら、
教師を隠れみのにここを
活動拠点にするのも
悪くないと思ってな」


その伊織の説明は、
たしかに的をえてる。


「じゃああのビルは?

もう使わないの?」


「いや。あそこも必要に
応じて使えばいい。

第一あそこはカフェだ。

早くオープンさせないと……」


あー、ハイハイ


保健医やりながらカフェの
マスターとか、ムリだと
思うけどなぁ。

……睨まれそうだから
言わないけど。



他のメンバーも同じこと
考えてるみたいで、全員
シラッとした表情で黙ってた。
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