《完》シークレットコードにご用心
疑問のまなざしを藍に
向けると、彼女は得意げに
胸を張って言い放った。


「銃が絡む事件の時は
ボクにお任せあれ、なの。

ボク、拳銃関係に関しては
ちょっとしたプロ並の
知識持ってるから♪」


「―――は? 藍が??」


この、どこからどう見ても
カワイイ女子高生にしか
見えないコが?


「だからさっき言ったろ。

藍は筋金入りのガンマニア
なんだよ」


「光琉!

だからその言い方
やめてって言ってるじゃん!

趣味もしくは嗜好って
言ってくれる!?」


――あ〜、また始まったよ
いがみ合い


伊織の雷が落ちる前に、
あたしは大声で質問して
二人の間に割って入った。
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