《完》シークレットコードにご用心
「藍が拳銃に詳しいのは
わかった!

けど詳しいだけでホントに
さっきみたいなことが
わかったの?

弾痕のことなんて、実際
撃ったことなきゃ
わかんないんじゃ……」


「あるよ。

ボク子供の頃アメリカに
住んでたから、そん時は
フツーにマイガン
持ち歩いてたし。

……日本は厳しいから、
こんなのしか持てないけどねー」


そう言っていきなり藍が
取り出したモノを見て、
あたしと小太郎は固まる。


「けけけっ、拳銃ぅ〜っ!?」


小太郎が裏返った声で
叫んで、ガタッと椅子から
転げ落ちた。


そう……藍が出したのは
どこからどう見ても拳銃。
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