《完》シークレットコードにご用心
「藍……あたしは記者よ?

情報を聞き出すまでは
引き下がらない精神が、
この身には宿ってんの!」


「うわぁ、頼もしいね!

――ねぇ、伊織?」


緋月の畳みかけに、少し
考えてるふうだった
伊織も、心を決めたのか頷いた。


「そうだな。

じゃあ、新聞部2名は
被害者の身辺調査担当。

リストを元に、とりあえず
行動順序を計画してみろ。

今日はそれで終わるだろう
から、実際の聞き込みは
明日からだ」


「――了解」


あたしと小太郎の声が
キレイに重なる。




こうして、あたしの
ミッション1日目は、
幕を開けた――……。





     ☆☆☆☆☆



_
< 129 / 530 >

この作品をシェア

pagetop