《完》シークレットコードにご用心
「つまりぃ……。

そのサーバーに侵入
できたら、そのデータ
見れちゃうかなぁ〜、
なんて――……」



「…………………」



きっと、たっぷり30秒は
考えてたかも。


そうしてようやく、
ひとつの単語が頭に
浮かんだ時――。

あたしの目は、満月より
真ん丸になってたに違いない。



「ちょっとコタ。

それってまさか、
ハッキングってやつ――!!?」



「よーやく気づいたかよ。

ったく、お前マジで
頭トロすぎ!」


答えたのは
小太郎じゃなくて光琉。
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