《完》シークレットコードにご用心
「えっ!? そ、それは……」
う――
そんなこと言われたら、
返す言葉ないよ……
あたしが何も言えないのを
見た藍は、それ見たことか
と言わんばかりのニヤニヤ顔で、
「ほーらね。
世の中でまかり通ってる
軽犯罪は自分だって
フツーにやってんでしょ。
こんな時だけ偉そうに
正義風吹かしても意味ないって」
「………………」
うぅっ。
悔しいけど、反論できない(涙)
シュンとなったあたしを
畳みかけるように、伊織が
平坦な声で説明を加えた。
「データを閲覧して
こっそりコピーするだけだ。
改ざんも破壊もウィルス
放出もするわけじゃない」
う――
そんなこと言われたら、
返す言葉ないよ……
あたしが何も言えないのを
見た藍は、それ見たことか
と言わんばかりのニヤニヤ顔で、
「ほーらね。
世の中でまかり通ってる
軽犯罪は自分だって
フツーにやってんでしょ。
こんな時だけ偉そうに
正義風吹かしても意味ないって」
「………………」
うぅっ。
悔しいけど、反論できない(涙)
シュンとなったあたしを
畳みかけるように、伊織が
平坦な声で説明を加えた。
「データを閲覧して
こっそりコピーするだけだ。
改ざんも破壊もウィルス
放出もするわけじゃない」