《完》シークレットコードにご用心
「そうなんだ……」
「あぁ。
緋月はただ話がうまいだけ
じゃなくて、洞察力が
ハンパなく鋭いからな」
すると緋月は照れたように
はにかんで、
「嫌だな、そんなたいした
ことでもないよ。
ちょっと考えれば、
そのうち美羽もできる
ようになるさ」
「えぇっ!? あたしが!?
……ムリムリ
しょーじきなんであんなに
スムーズに話できてたのか
サッパリわかってないし」
「そう?
例えば、最初の山口さんは
部屋に入ったら、棚の上に
何個かヘルメットが置いて
あったでしょ?
それに床にもバイクや車の
雑誌が何冊か散らばってた」
「あぁ。
緋月はただ話がうまいだけ
じゃなくて、洞察力が
ハンパなく鋭いからな」
すると緋月は照れたように
はにかんで、
「嫌だな、そんなたいした
ことでもないよ。
ちょっと考えれば、
そのうち美羽もできる
ようになるさ」
「えぇっ!? あたしが!?
……ムリムリ
しょーじきなんであんなに
スムーズに話できてたのか
サッパリわかってないし」
「そう?
例えば、最初の山口さんは
部屋に入ったら、棚の上に
何個かヘルメットが置いて
あったでしょ?
それに床にもバイクや車の
雑誌が何冊か散らばってた」