《完》シークレットコードにご用心
「すごい――……」


あたしなんて、たいして
何も考えず、緊張して
ソワソワしてるだけだった。


そんなあたしじゃとても、
山口さんからあれだけの
情報は引き出せてないよ……。



「お? なんだ?

記者のメンツ丸潰れで
ヘコんでんのか?」


「ぐっ………」


光琉のからかう声が
シャクにさわるけど、
反論できない(涙)


けど意外にも、光琉は
それ以上はおちょくる
こともなく、


「まぁあんま気にすんな。

緋月のはもはや才能だからなー。

その気になったらコイツ、
絶対すごいサギ師になれんぜ♪」
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