《完》シークレットコードにご用心
軽くドギマギしながら
二人をうかがったけど、
幸い藍の発言はサラッと
スルーされた。


とゆーのも、緋月が
不思議そうに首をかしげて
聞いてきたから。


「あれ? 新聞部の部員は
二人だけだと思ってたけど
――そうじゃなかったんだ?」


「えっ。な、なんで!?」


「だってさっき、『幽霊は
これ以上いらない』って」


「あ…………」



しまった。


うっかり口がすべっちゃってた。


にしてもさすが緋月。

やっぱ鋭い


わざわざ言う気は
なかったんだけどな……。


気づかれちゃったら、
言うしかないか。
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