《完》シークレットコードにご用心
あたしは観念して、興味
深そうに見つめるESCODEの
メンバーに、ゆっくりと
話し出す。
「そうだよ。
あたしとコタ以外に、
ホントはもう一人いんの。
けど、幽霊部員だから。
ここにもほとんど、顔出さない」
「へー。そうなんだ。
幽霊って、どーして?」
「去年先輩が引退した後、
あたし一人になっちゃったのよ。
それで、名前借りたの」
「あーそっか。
うちはたしか、部として
認められる最低人数は
二人以上だっけか」
光琉の確認にあたしは頷いて、
「そっ。
結局次の年でコタが入って
来たんだけど、そのコの
名前も一応残ってんの」
深そうに見つめるESCODEの
メンバーに、ゆっくりと
話し出す。
「そうだよ。
あたしとコタ以外に、
ホントはもう一人いんの。
けど、幽霊部員だから。
ここにもほとんど、顔出さない」
「へー。そうなんだ。
幽霊って、どーして?」
「去年先輩が引退した後、
あたし一人になっちゃったのよ。
それで、名前借りたの」
「あーそっか。
うちはたしか、部として
認められる最低人数は
二人以上だっけか」
光琉の確認にあたしは頷いて、
「そっ。
結局次の年でコタが入って
来たんだけど、そのコの
名前も一応残ってんの」