《完》シークレットコードにご用心
そう言って説明を
締めくくると、みんなは
納得したように首を振る。


「よかったねー、こんな
マイナーな部に名前を
貸してくれるコがいて♪」


どこまでも一言多い藍のセリフ。


えーえー、どうも
ありがとうございますっ


「そのコにとっちゃなんの
問題もないからね。

だってろくに学校来れないし」


「え、そうなの?」


すかさず返してきたのは緋月。


う……またちょっと
しゃべり過ぎちゃったかな


「う、うん。

体弱いのよ。

それで、あんまり
登校できなくて……」


「そういえば、前にお会い
したのはもう半月以上
前ッスねぇ。

萌々香(ももか)さん、
また調子悪いんスかぁ?」
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