《完》シークレットコードにご用心
カインを探せ
☆☆☆☆☆
「よくやった、小太郎。
データ上ではベストの
情報が手に入ったと言って
いいだろう。
――お手柄だな」
窓際の席で椅子に踏んぞり
返った伊織が、満足そうに
小太郎を讃えた。
小太郎は興奮が続いてる
のか、ビン底のレンズが
うっすら曇るくらい頬を
紅潮させて、
「ありがとうございまス!
伊織さんと藍さんが、色々
協力してくれたからッス!!」
あらあら、なんか涙声に
なっちゃってるよ。
ホント、よく泣くヤツ……
「けどさー、伊織。
『カイン』っていったい
何なんだ?
リスト見れたって、こんな
情報じゃサッパリ
わかんねーじゃん」
「よくやった、小太郎。
データ上ではベストの
情報が手に入ったと言って
いいだろう。
――お手柄だな」
窓際の席で椅子に踏んぞり
返った伊織が、満足そうに
小太郎を讃えた。
小太郎は興奮が続いてる
のか、ビン底のレンズが
うっすら曇るくらい頬を
紅潮させて、
「ありがとうございまス!
伊織さんと藍さんが、色々
協力してくれたからッス!!」
あらあら、なんか涙声に
なっちゃってるよ。
ホント、よく泣くヤツ……
「けどさー、伊織。
『カイン』っていったい
何なんだ?
リスト見れたって、こんな
情報じゃサッパリ
わかんねーじゃん」