《完》シークレットコードにご用心
そう言ったのは、首の
後ろで手を組んでる光琉。


伊織はそんな光琉に
ちょっとキツい視線をやって、


「そんなことオレにもわかるか。

それをこれから、推理・
調査していくんだろうが。


本当だったら、その
『カイン』だって自分達の
足で調べなくちゃ
いけなかったんだ。

楽できたことをまず喜べ」



ピシャッとお説教されて、
光琉は『へぇへぇ』と
ダルそうに言って大ゲサに
首をすくめる。


いつものやり取りだから、
あたし達も苦笑しながら
サラッと受け流した。




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